白米のおとも

先日トリッカーのオイルとオイルフィルターの交換を行ったので、備忘録がてら手順を残しておこうと思います。

準備したもの

作業手順

1. エンジンを5分くらいかけオイルを温める

2. 廃油処理材の準備

エンジンオイルを冷ます間に、廃油処理材を準備します。廃油処理材は今回はamonの4.5L用の吸収剤を用意しました。レビューで袋から漏れるというのが結構あったので、袋を2枚重ねで準備しています。

a. 受け皿に袋を2枚重ねにし、おがくずパックを入れる

b. 綿シートをほぐしておがくずパックの上に敷き詰める

この綿シートですが、一般的なコットンのように層になっているので、層を一枚一枚剥がしてからほぐしていくのが一番ほぐしやすかったです。綿シートをそのままほぐそうとすると、固くてなかなかほぐれず時間がかかりました。

3. オイルフィラーキャップを外す

オイルを抜いてからここが開かないと困るので、先にオイルの入れ口を開けておきます。使用するのは14mm ヘックスメガネレンチです。

この時必ずヘックスメガネレンチを使用すること！

多角レンチなどを使うとボルトを潰します。

4. 車体の下に廃油吸収材を置き、ドレンボルトを外す

12mmのヘックスメガネレンチで開けます。

こちらも必ずヘックスメガネレンチを使用すること！

多角レンチなどを使うとボルトを潰します。

5. オイルフィルターを交換する

オイルが抜けきるまでの間にオイルフィルターの交換を行います。

a. フィルターカバーを外す

5mm 六角レンチを使って外していきます。ボルトをすべて外すとカバーが落ちてくるので、必ずカバーを抑えながら行いましょう。

b. カバー側の中央についている黒いゴムとOリングを外す

Oリングはカバー側の大きいものと車体側の小さいものの2つあるので両方とも取っておきます。外したら古いオイルを拭き取りましょう。

c. フィルターを外す

新品と比べるとすごく汚れていることがよくわかります。

d. ケース内のオイルを拭き取る

e. Oリングをカバーに付ける

Oリングを取り付けたら表面に余っているオイルを少し塗っておきましょう。

手前の黒い部品は、bで取ったカバー中央についていた部品です。

f. 車体側のOリングとフィルターをつける

フィルターは大きな穴が空いている方が全面に来るように取り付けます。取り付けが終わったら、Oリングの表面には薄くオイルを塗っておきましょう。

g. カバーを閉めボルトを締める

ヘックスレンチで仮組みしたあとトルクレンチを使い規定トルク(10Nm)で締め上げましょう。

オイルフィルターの交換はこれで完了です。

6. エンジンオイルを交換する

続いてエンジンオイルを交換していきます。

a. バイクを右に傾け残っているオイルをすべて抜く

バイクを揺らし、オイルが抜けきるのを確認します。

オイルが抜けきったあとの廃油処理剤はこのような感じになっていました。

底から見るとこんな感じになっています。

オイルがしっかり綿に染み込んでいるのがわかります。トリッカーに入っているのエンジンオイルはたかだか1.4Lなので、廃油処理剤がオイルをすべて吸いきれずタプタプになっているなどということはありませんでした。

ただレビューにあったとおり付属のビニール袋からは少しオイルが染み出していたので、2重でビニール袋をかけるなどの対策が必須だなと思いました。

b. ドレンボルトのネジ穴の余計なオイルを拭き取る

c. ドレンボルトを締める

オイルを入れる前に確実にドレンボルトを締めましょう。規定トルクは20Nmです。ガスケットのつけ忘れにも注意しましょう。

d. 必要なオイルをオイルジョッキに移す

オイルフィルターを交換したときの規定オイル量は1.3Lです。エンジンオイルのみ交換する場合のオイル規定量は1.2Lになります。

e. エンジンオイルを車体に注入する

こぼさないように注意してオイルを入れていきます。一気には入らないので、少しづつ傾けては戻し傾けては戻しとやっていくと速く入る気がします。

f. フィラーキャップを締める

最後にフィラーキャップを締めます。締め終わったら周りについている余計なオイルをクリーナーで拭き取っておきましょう。

g. エンジンをかける

一度エンジンをかけ、エンジン内にオイルを行き渡らせます。

h. オイル点検窓でオイル量を確認する

車体を真っ直ぐにし、オイル点検窓を確認します。オイルがロアレベル以上になっていればオイル交換完了です！ロアレベル以下であれば足りない分のオイルを補給しておきましょう。

まとめ

2018年モデルのヤマハトリッカーのエンジンオイルとオイルフィルターの交換を初めて自力でやってみました。工具を買い揃えるところからやったのですが、これは作業よりも大変でした。。。最初ヘックスレンチと間違えて多角レンチを購入してしまいボルトの頭を潰しかけたので、工具選定は本当に重要だなと身にしみました。

交換作業は要所を気をつければ難しいことはありませんでした。他のメンテナンスも覚えてやっていきたいなと思います。